朝美(福田 麻実)先生

プロフィール

  • 1975年生まれ、東京都出身。
  • 1998年、昭和女子大学卒業後、株式会社協和エクシオに入社。秘書や人事労務業務に従事。結婚を機に退職し、メイク学校ビースタッフメイクアップユニバーサルに入学。在学中に、コーセー化粧品販売株式会社に入社し、銀座三越店にて美容部員を経験。
  • 2005年、「ひよっこメイクドットコム」を立ち上げ、起業。
  • 大手優良企業にて、ビジネスウーマンの好印象メイク講座や好感度大!愛されメイクのお作法&モテメイク講座等、数多く講演を行う。
  • 個人向けメイクレッスンやインターネットを利用したメイク講座も好評。「1番身近なメイクさん」として、発行中のメールマガジン「デビューしよ!ひよっこメイク」は、2003年の発行以来、「メルマガ大賞<ファッション・美容部門>」において、部門賞を4度受賞。幅広い世代の女性から支持を得ている。
  • 日本テレビ「ズームイン!!SUPER」、読売新聞「YOMIURI ONLINE大手小町」、雑誌「MISS」、「ひよこクラブ」他、雑誌取材・掲載多数。
  • 著書「ひよっこメイク~キレイになるための64の法則~」(アーティストハウス)、監修「DVDで基本のメイク」(晋遊舎)。
  • Habia International Qualification(HIQ国際美容技能証明)、Make-Upセクション LEVEL.1,LEVEL.2,LEVEL.3取得、日本パーソナルカラー協会認定パーソナルカラーアドバイザー

外もめっきり寒くなり、季節は本格的に冬。
そんな季節だからこそ、みんながハッとする自分らしいメイクで輝き&心も潤いたいものですね。
今回は、メイクアップアーティストとして活躍するプレシャスグロース代表 朝美(福田麻実)さんに
「メイクの基本とナチュラルメイクのポイント」についてのお話をお伺いしました。

Q1

好印象美人メイクとは?

すれ違った時に「なんてキレイなんだ!」と思われる”錯覚メイク”

「『この人は、たとえメイクを取ったとしてもキレイなんだろうな』と思ったことはありませんか?すっぴんのような薄いメイクではなく、かといって、個性まで消してしまうような覆い隠すメイクでもない。その人自身が美しいと思えるようなメイク。それが、錯覚メイク=透明感と清潔感があるナチュラルメイクです。」

自分の顔の長所を知ろう!
「例えば、清楚で品があるメイク。その人の生き方の丁寧さを象徴するようなキメの細かい、手入れが行き届いたような肌に見えるメイクは憧れますね。それにはまず、自分を知ることが大切。毎日、鏡を見る習慣を付け、自分に興味を持つ。どんなにメイクの情報やテクニックがあっても自分に対して否定的な思いがあると、美しいメイクを身につけることはでき

メイクアップ

ません。私自身、以前は自分にも自信が持てず、心にも余裕がなく、メイクに対して『変わらないし、自分には必要がない。』と勝手に思い込んでいました。だから、苦手意識や抵抗感があったんですね。大学を卒業して会社に入ったばかりの頃は、ノーメイクだったんですよ。たまたま百貨店の化粧品コーナーでアーティストにメイクをしてもらったことが、新たな自分に出会えるきっかけになりました。それからは、仕事や恋愛で悩みがあったら、家でこっそり鏡を見てメイクを楽しむ、前向きになる快感を覚えたんです。こうしたら可愛くなるのかな、綺麗になるのかな、他の人はどんなメイクをしているのかな。自分の長所を探すトライアンドエラーを繰り返し、メイクで自分を知る。それが、錯覚メイク=ナチュラルメイクの一歩なんですよ。」

Q2

仕事好感度アップのナチュラルメイクのポイントを教えてください。

忙しい朝でも、ハッとするようなナチュラルメイクに仕上げる!

「自分が変わるポイントを見つけることから始めてみましょう。例えば、ポイントを3つ見つける。①アイライン、②眉毛、③チーク。どんなに忙しくても、ファンデーションをささっと塗った後、この一箇所だけメイクすると顔全体の表情が変わるポイントを見つけておく。知的に見せるには、眉とアイメイク。目を引き立たせるには、眉は軽い色で、アイラインだけ入れる。可愛く見せたいときには、チークとリップなど。

メイクセミナー

いつもいつも1~100のメイクをするのではなく、自分が変わる=長所を引き出すポイントメイクだけで、背筋がシャンと伸び、顔が上がり、笑顔になるナチュラルメイクになります。」

「清潔感・信頼感・笑顔」
「第一印象をよくするポイントは、①清潔感、②信頼感、③笑顔です。まず、
①清潔感…ベースメイクを崩れにくくすること。ファンデーションは、リキッド状でも、パウダー状のものでも、塗るときには必ず綺麗なスポンジで軽く全体を叩きます。無駄な油分を取ることで清潔感を持続できるベースメイクが完成します。ベースメイクが崩れると野暮ったくなり、若々しく見えません。
②信頼感…仕事のやりがいや覇気を醸し出すメイクにするには、顔の表情筋を上げるメイクです。眉毛や骨格を下げないように気をつけましょう。チークは、頬骨のくぼんだところからブラシを置き、高さがある方へ置いていくといいですね。
③笑顔…これが好印象メイクにはもっとも大切なことです。心からの笑顔であることはもちろん、メイクでも笑顔に見えるよう、血色のよいカラーを使うことがおすすめです。最近ではヌードカラーが流行っていますが、仕事では、健康的な色みを感じるチークやグロスを取り入れる方が血色あるように見え笑顔が引き立ちますよ。
そして、全体をナチュラルに見せるポイントは、グラデーションです。例えば、アイシャドーを塗ったら、何も付いていないチップで色を馴染ませる。これだけでも簡単に色がぼけるので、ナチュラルで好感度の高い仕上がりになります。お化粧は、メイク・アップをするものですが、考え方としては、メイクをした痕跡を消す=メイク・ダウンをすることが大事です。」

Q3

今流行りのメイクとは?

「マットではなく、瑞々しいパール系のパステルカラーが流行りです。春に近付くと更に、ヌーディー、ナチュラル、アースカラーといった、肌に馴染みが良いカラーが出てきますが、それに瑞々しさをプラスすると透明感が出て、また、長所を際立たせることができます。春メイクを美しく仕上げるポイントは、パールやラメを使う場所を、目、頬、口、どれか一つに絞るといいですね。口をグロスで艶っぽくしたら、目はキラキラさせない。目の周りにパール系を入れたら、口元はグロッシーさを抑えましょう。」

● メイクのポイント
自分の顔の長所を知る。
● ベースメイクのポイント
肌を知る。(百貨店の化粧品カウンターでお肌チェックをしてみるのもよい。)ベースメイクの際には、スポンジで油分を取り、清潔感が持続する下地を作る。
●ポイントメイクのポイント
自分が変わるポイントを3つ探す。トライエンドエラーを繰り返し、なりたい自分の最短メイク箇所を見つける。

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● ナチュラルメイクのポイント
色を馴染ませる。色をぼかす=メイクダウンする。

「オンタイムでもオフタイムでも、自分の印象に責任を持ち、相手に『また会いたい!』と思わせるような余韻を残すメイクを是非、身につけていただきたいです。まずは、自分と素直に向き合えるメイクから、透明感と清潔感がある魅力的な女性を引き出してくれるメイクを楽しんでください。」